コーチわたりんの「コーチの視点」
このブログは、ビジネスコーチとして活動している、コーチわたりんこと、渡利潤子の日常の学び、気づき、感じていることを、独自の視点で綴っています。あなたらしくより豊かに生きるヒント、アイデアを得る一助になれば、うれしく思います。
プロフィール

コーチわたりん

Author:コーチわたりん
渡利潤子(わたりじゅんこ)
1972年 2月 生まれ。
関西大学法学部法律学科 卒業。
1995年 会計事務所系コンサルティング会社入社。企業・医療機関・福祉施設を対象に、営業、教育プログラムの企画立案、研修講師を担当。
2000年に独立。 2001年にコーチングに出合い、現在、ビジネスコーチ、講師として活動中。セミナー・講演 年間101回 (2007年実績)
著書に、「コーチわたりんの『魔法の対話』」(文芸社ビジュアルアートより 2007年5月出版)がある。
OFFICE WATARI(渡利潤子コーチ事務所)主宰。
http://www.office-watari.com

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ビッグイシュー日本版 創刊100号に思う
先日、ビッグイシューを購入した。

購入してから気づいたのは
2003年9月11日に創刊、今号で100号であること。

実は、当初、このビッグイシューがどうなのか、
懐疑心を持っていました。

なぜなら、内容も もちろんそうですが、
雑誌販売者は、ホームレスの人か、自分の住まいを持たない人。
名札をつけて、礼儀正しく 対応してくれているとわかっていても、
正直恥ずかしいのですが、声をかけるのが、ちょっと抵抗感があって怖かったんです。

でも、勇気をもって声をかけ、
1回、2回・・・と、何回か 続けて購入していくと、
この雑誌、なかなか読みごたえがあることがわかってきた。

ジャンルにこだわることなく
今、日本で起こっていること、世界で起こっていること、
見識ある人がペンをとっている。
そして、とってもわかりやすい。
わたしのような普通の人の目線で、記事を書いている。
だから、好きだ。

とくに好きなコンテンツは、
リレーインタビュー 「私の分岐点」

1ページくらいに、その人の軌跡がえがかれていて、
教えられることがたくさんある。

これからも、ぜひ 続けていってほしいし
200号、300号・・・を期待している。


話は変わるが、
最近、雑誌が売れなくなっているそうだ。
女性向けの雑誌に関しては、売れ行きを良くするために
付録までつけているものもある。
雑誌に付録が入っているので、ビニールひもで グルグル巻き状態。
だから、最近では、コンビニで立ち読みもできないのです。(悲)

しかし、わたしのようなアラフォー世代の心はくすぐられるものがあります。
なぜなら、小学生のとき、「なかよし」 とか 「りぼん」 を愛読していて、
毎回ついてくる、付録をとっても楽しみにしていたから。

その頃のことを思い出して、ちょっと懐かしい。。。


でも、別の見方をするなら、
雑誌の内容が薄っぺらくなっているから(要はネタ切れ)、それをまぎらわすために
どこかの有名ブランドと提携して、オリジナルの小物の付録をつけて、
売上を上げようというマーケティングをしているのなら、なんて短絡的なんだと思う。

いつか この付録つきの雑誌も、消費者に飽きられるように思うのは
わたしだけでしょうか?
元吉本興業にいらっしゃった木村政雄氏の言葉を借りると、あっという間に
モノやコトの 「賞味期限」 はやってくる。

雑誌だけじゃない。
仕事もそうだし、
芸人のネタも、賞味期限あるよね〜。(笑)

ビッグイシューのような志をもった雑誌こそ、堂々と売ってほしいし
我々も大事に読み続けていきたいものだ。

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

「見守る」という愛情 −自立へ−
大学3年生から、実家近くの大学に編入したまなみちゃん。

あっという間に、就職活動が始まりました。

持ち前の負けん気と、英語が得意なこと、
スラッとした長身、スッとした顔立ちが強みとなって

なんとっ!!

外資系航空会社の客室乗務員として、就職が決まりました。

まなみちゃん、まっさきに
おばあちゃんに 内定の報告に行きました。

おばあちゃんは、まるで、自分のことのように喜んでくれました。
そして 一緒に、泣きました。


思い起こせば・・・

あの高校受験に失敗したとき以来、
まなみちゃんの心の支え、拠り所は、常におばあちゃんの存在でした。

つらいとき
悲しいとき
親にヒドイことを言われたとき
否定されたとき
無力感に襲われたとき
孤独を感じたとき
もうダメだと思ったとき

おばあちゃんのところに行っては
一緒に 時間を過ごしました。

おばあちゃんは、どんなときのまなみちゃんであっても
腫れものに触るように 特別扱いすることはなく、

ただ、うれしそうに 笑顔で迎えて
一緒にご飯を作って食べたり、お茶したり、
テレビを見たり、おしゃべりしたり・・・
そんなふうに、過ごしました。

「何も まなみちゃんに求めない」

このおばあちゃんの 「無償の愛」 が、彼女のパンパンになった気持ちを楽にさせ、
癒し、笑顔を取り戻させたのです。


もし、おばあちゃんの存在がなかったら
まなみちゃんの人生、どうなっていたでしょうか・・・?

外側に攻撃するパワーを持っている子だったら
「誰でもいい」 と、他人を傷つけていたかもしれません。
あるいは、自分の親を殺していたかもしれません。

逆に、
内側に攻撃するパワーを持っている子だったら
「自傷行為」 をして、自分自身を傷つけていたかもしれません。
最悪の場合は、自分を殺すことを選んでいたかもしれません。


両親とまなみちゃん、そして妹との4人家族の家庭環境だけでは
あまりにも 窮屈すぎます。

親は、子供に期待します。
自分ができなかったことを、子供に実現させようとします。
自分の親にされたことを、無意識に 自分の子供にしてしまいます。
自分とは違う、別の人格を持つ存在であるはずなのに、自分の子供というだけで
自分の望むような人間に育てたいと思い、何とかしようと手を出します。

それは、子供にとって
ときに、とてつもない重圧となり、
子供の魂の殺人をしていることにもなるのです。
子供は、親の 「モノ」 ではありません。


ここで、現代社会に目を向けると
未成年が起こしている事件の多くは、
家庭環境の問題、親子の 「密接すぎる関係性」 の問題が起因していると
思っています。

そうならないためにも、
親以外の大人と関わる時間を、できるだけ多くつくってあげてください。
まなみちゃんのように、「無償の愛」 のシャワーをたくさん浴びることができる
環境です。


最後になりますが、
これまで綴ってきた 「まなみちゃんストーリー」 は、実はほんとうにあったことです。
でも、そのまま書いてしまうと、プライバシーの問題にもなるので、
ご本人の許可を得て、少しアレンジを入れて書きました。

これまでの日記を通じて、何かを見直す、考え直す、
または、何かを手放すきっかけにしていただければ、書き手としてうれしく思います。

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

「見守る」という愛情 −再スタートを生きる−
晴れて大学生になった まなみちゃん、
順調にスタートして、大学生活を とっても満喫していました。

でも・・・
心の奥底では、どこか
おばあちゃんのことが気にかかって、心配で、
モヤモヤした感覚がありました。

高校生のとき、いつも心の支えになってくれたおばあちゃん。

「でも、わたしはおばあちゃんに、何にもしてあげてない。。。」

そのことが、なんとなく引っかかって
このままで、本当にいいのかなぁ・・・と思っていました。


そんなことを 時々思いめぐらせているうちに、
大学2年生のとき、他の大学に3年生から編入できるという
情報が入ってきたのです。

実家から近くの大学に、3年生から編入したら
おばあちゃんに、何か恩返しができるかもしれない。

そんな思いがだんだんと募ってきて、思い切って編入試験を受けました。
まなみちゃんにとっては、大きな決断、賭けです。

そうすると、見事合格!!


大学3年生から、再スタートを切ることになりました。
実家から近い大学の文学部に、再度入学。

もちろん、おばあちゃんに、会いたいときは会えるし
「今度は わたしが、おばあちゃんの支えになれたら・・・」
そのことが、まなみちゃんにとって うれしいことでした。


再び、おばあちゃんのところに行ったりしながらの 生活が始まりました。

でも、以前の、高校生のときのまなみちゃんとは、ちょっと違っています。

自分自身に、少し自信が持てるようになって、
失敗しても、ダメでも、また努力していけば、自分の道を切り開いていける。
そんな実感を、経験のなかから培っていて、少し大人になって成長した
まなみちゃんが そこには存在していました。

そのことが、おばあちゃんにとって、何よりもうれしいことであり、
一番の喜びに感じたのです。

まなみちゃんは、おばあちゃんの 「無条件の愛情」 によって育まれ、
「生き方は何度もでもやり直せる」 という、「しなやかに、たくましく生きる人生観」 を
手に入れていました。


思っていたより長くなってしまったので、(笑)
今回の日記は、このあたりで 終わりにします。

まなみちゃんのその後、あとがきは、次回で綴りたいと思います。
お楽しみに〜!

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

「見守る」という愛情 −転換の第一歩−
まるで悪夢のように感じた入学式の日の夜、
まっさきに、おばあちゃんのところへ行ったまなみちゃん。
プチ家出。

おばあちゃんに、泣きながら、一連のことを話しました。
おばあちゃんは、「うん、うん」 とうなずき、耳を傾けて、
何も言わず、まなみちゃんの手を ずっとにぎっていてくれました。

だんだんと、まなみちゃんの気持ちが すーっと落ち着いていきます。

そして、
「おばあちゃん、また来るね〜」
と言って、自宅に戻っていきました。


そして次の日。
いよいよ、高校生活が始まりました。
まなみちゃんは、特別進学クラス。

このクラスは、ほとんどの生徒が
大学か短大の進学を希望しています。

まなみちゃんと似たような経験をした人もいて
すぐにクラスの雰囲気にうちとけて、友達もできました。


一方で
両親とのケンカは、相変わらず絶えません。
そのたびに、おばあちゃんのところに プチ家出。

こんな生活が3年続いたのですが・・・


高校3年の秋、推薦で、私立大学の文学部への入学が決まりました。
高校受験で失敗した悔しさがバネとなり、
ずっと成績が上位だった彼女は、大学進学という 「切符」 を手に入れたのです!


なんだかんだあった 高校生活だったけれど、
そのたびに、プチ家出を繰り返し、
おばあちゃんの存在のおかげで、なんとか 乗りきることができました。


4月
桜が満開の頃。

まなみちゃんの大学生活が始まりました。
実家から遠いので、初めてのひとり暮らし。

胸いっぱい あったかい春の空気を吸って、入学式に出席しました。

初めてのひとり暮らしに、少し不安はあったけれど、
高校の入学式のときのような、苦い思いはもうありません。
たくさんのサークルの勧誘の嵐に、もみくちゃにされながら、
これから始まる大学生活にウキウキしていました。


さて・・・
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

「やれやれ、まなみちゃん、よかったぁ・・・」 と思った人。
ここで、終わりではないんです。(笑)

実は、この先、
まなみちゃんに、さらに大きな 「転換」 が待っているのです。

次回でラストです。
彼女に、どんなことが待ち受けているのでしょうか・・・?

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

「見守る」という愛情 −心の傷に塩をぬられる−
怒りのあまり、家を飛び出したまなみちゃん。
おばあちゃんのところで、1週間ほど過ごして
自宅に戻ってきました。

おばあちゃんとの生活は
とってもおだやかで、ふんわりして、気持ちが落ち着くような時間でした。

おばあちゃんは、受験のことは言わなかったし、
ただ、まなみちゃんと話をして、一緒にいてくれて
普段通りの生活をしました。

このような生活が、まなみちゃんにとって、何よりもうれしかったんです。

「こんな生活が ずっと続けばいいのになぁ」
そんなふうに思っていました。

が、現実は、そういうわけにもいかず・・・
再び、自宅に戻ったまなみちゃん。

両親と喧々諤々話し合った末、結局、第2志望の高校に行くことに決めました。


そして、4月になり、

入学式当日。

入学式を無事終えて、
複雑な気持ちはあったけれど、これから始まる高校生活に
ちょっとだけ、まなみちゃんは心を躍らせていました。

が・・・
両親と車で自宅に戻る途中、再び 事件は起こりました。

近所に住んでいる、幼なじみのレイコ(仮称)が
まなみちゃんが行きたかった、第1志望の高校の制服を来て
両親と一緒にうれしそうに歩いているのを、車中から見かけたのです。

まなみちゃんの母親は、その光景を見た瞬間、
耳の奥底に突き刺さるような鋭い声で

「まなみ! 顔を伏せなさい! 早くっ!!」

お母さんは、まなみちゃんの頭を、後ろからグッと押さえつけて
車外から、まなみちゃんの顔が見えないようにしました。

まなみちゃんの目から、大粒の涙が ボロボロあふれ出ます。


なんで、わたし、こんな目にあうの?
お母さん、ヒドイよ・・・

悲しい
くやしい
もう、イヤだ
わたしなんか、もうどうでもいいや

いろんな感情が、交錯します。

そして、
さっきまで 心躍らせていたことなんて
あっという間に吹っ飛んで、不安と絶望でいっぱいになっていきました。

受験で傷ついたまなみちゃんの心に
両親は、再び、塩をぬったのです。


ビリビリした痛みと絶望を、イヤというほど味わった入学式の日。
これからの彼女、いったい、どうなっていくのでしょうか?

続きは、次回の日記で。

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス