コーチわたりんの「コーチの視点」
このブログは、ビジネスコーチとして活動している、コーチわたりんこと、渡利潤子の日常の学び、気づき、感じていることを、独自の視点で綴っています。あなたらしくより豊かに生きるヒント、アイデアを得る一助になれば、うれしく思います。
プロフィール

コーチわたりん

Author:コーチわたりん
渡利潤子(わたりじゅんこ)
1972年 2月 生まれ。
関西大学法学部法律学科 卒業。
1995年 会計事務所系コンサルティング会社入社。企業・医療機関・福祉施設を対象に、営業、教育プログラムの企画立案、研修講師を担当。
2000年に独立。 2001年にコーチングに出合い、現在、ビジネスコーチ、講師として活動中。セミナー・講演 年間101回 (2007年実績)
著書に、「コーチわたりんの『魔法の対話』」(文芸社ビジュアルアートより 2007年5月出版)がある。
OFFICE WATARI(渡利潤子コーチ事務所)主宰。
http://www.office-watari.com

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「見守る」という愛情 −再スタートを生きる−
晴れて大学生になった まなみちゃん、
順調にスタートして、大学生活を とっても満喫していました。

でも・・・
心の奥底では、どこか
おばあちゃんのことが気にかかって、心配で、
モヤモヤした感覚がありました。

高校生のとき、いつも心の支えになってくれたおばあちゃん。

「でも、わたしはおばあちゃんに、何にもしてあげてない。。。」

そのことが、なんとなく引っかかって
このままで、本当にいいのかなぁ・・・と思っていました。


そんなことを 時々思いめぐらせているうちに、
大学2年生のとき、他の大学に3年生から編入できるという
情報が入ってきたのです。

実家から近くの大学に、3年生から編入したら
おばあちゃんに、何か恩返しができるかもしれない。

そんな思いがだんだんと募ってきて、思い切って編入試験を受けました。
まなみちゃんにとっては、大きな決断、賭けです。

そうすると、見事合格!!


大学3年生から、再スタートを切ることになりました。
実家から近い大学の文学部に、再度入学。

もちろん、おばあちゃんに、会いたいときは会えるし
「今度は わたしが、おばあちゃんの支えになれたら・・・」
そのことが、まなみちゃんにとって うれしいことでした。


再び、おばあちゃんのところに行ったりしながらの 生活が始まりました。

でも、以前の、高校生のときのまなみちゃんとは、ちょっと違っています。

自分自身に、少し自信が持てるようになって、
失敗しても、ダメでも、また努力していけば、自分の道を切り開いていける。
そんな実感を、経験のなかから培っていて、少し大人になって成長した
まなみちゃんが そこには存在していました。

そのことが、おばあちゃんにとって、何よりもうれしいことであり、
一番の喜びに感じたのです。

まなみちゃんは、おばあちゃんの 「無条件の愛情」 によって育まれ、
「生き方は何度もでもやり直せる」 という、「しなやかに、たくましく生きる人生観」 を
手に入れていました。


思っていたより長くなってしまったので、(笑)
今回の日記は、このあたりで 終わりにします。

まなみちゃんのその後、あとがきは、次回で綴りたいと思います。
お楽しみに〜!

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

「見守る」という愛情 −転換の第一歩−
まるで悪夢のように感じた入学式の日の夜、
まっさきに、おばあちゃんのところへ行ったまなみちゃん。
プチ家出。

おばあちゃんに、泣きながら、一連のことを話しました。
おばあちゃんは、「うん、うん」 とうなずき、耳を傾けて、
何も言わず、まなみちゃんの手を ずっとにぎっていてくれました。

だんだんと、まなみちゃんの気持ちが すーっと落ち着いていきます。

そして、
「おばあちゃん、また来るね〜」
と言って、自宅に戻っていきました。


そして次の日。
いよいよ、高校生活が始まりました。
まなみちゃんは、特別進学クラス。

このクラスは、ほとんどの生徒が
大学か短大の進学を希望しています。

まなみちゃんと似たような経験をした人もいて
すぐにクラスの雰囲気にうちとけて、友達もできました。


一方で
両親とのケンカは、相変わらず絶えません。
そのたびに、おばあちゃんのところに プチ家出。

こんな生活が3年続いたのですが・・・


高校3年の秋、推薦で、私立大学の文学部への入学が決まりました。
高校受験で失敗した悔しさがバネとなり、
ずっと成績が上位だった彼女は、大学進学という 「切符」 を手に入れたのです!


なんだかんだあった 高校生活だったけれど、
そのたびに、プチ家出を繰り返し、
おばあちゃんの存在のおかげで、なんとか 乗りきることができました。


4月
桜が満開の頃。

まなみちゃんの大学生活が始まりました。
実家から遠いので、初めてのひとり暮らし。

胸いっぱい あったかい春の空気を吸って、入学式に出席しました。

初めてのひとり暮らしに、少し不安はあったけれど、
高校の入学式のときのような、苦い思いはもうありません。
たくさんのサークルの勧誘の嵐に、もみくちゃにされながら、
これから始まる大学生活にウキウキしていました。


さて・・・
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

「やれやれ、まなみちゃん、よかったぁ・・・」 と思った人。
ここで、終わりではないんです。(笑)

実は、この先、
まなみちゃんに、さらに大きな 「転換」 が待っているのです。

次回でラストです。
彼女に、どんなことが待ち受けているのでしょうか・・・?

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

「見守る」という愛情 −心の傷に塩をぬられる−
怒りのあまり、家を飛び出したまなみちゃん。
おばあちゃんのところで、1週間ほど過ごして
自宅に戻ってきました。

おばあちゃんとの生活は
とってもおだやかで、ふんわりして、気持ちが落ち着くような時間でした。

おばあちゃんは、受験のことは言わなかったし、
ただ、まなみちゃんと話をして、一緒にいてくれて
普段通りの生活をしました。

このような生活が、まなみちゃんにとって、何よりもうれしかったんです。

「こんな生活が ずっと続けばいいのになぁ」
そんなふうに思っていました。

が、現実は、そういうわけにもいかず・・・
再び、自宅に戻ったまなみちゃん。

両親と喧々諤々話し合った末、結局、第2志望の高校に行くことに決めました。


そして、4月になり、

入学式当日。

入学式を無事終えて、
複雑な気持ちはあったけれど、これから始まる高校生活に
ちょっとだけ、まなみちゃんは心を躍らせていました。

が・・・
両親と車で自宅に戻る途中、再び 事件は起こりました。

近所に住んでいる、幼なじみのレイコ(仮称)が
まなみちゃんが行きたかった、第1志望の高校の制服を来て
両親と一緒にうれしそうに歩いているのを、車中から見かけたのです。

まなみちゃんの母親は、その光景を見た瞬間、
耳の奥底に突き刺さるような鋭い声で

「まなみ! 顔を伏せなさい! 早くっ!!」

お母さんは、まなみちゃんの頭を、後ろからグッと押さえつけて
車外から、まなみちゃんの顔が見えないようにしました。

まなみちゃんの目から、大粒の涙が ボロボロあふれ出ます。


なんで、わたし、こんな目にあうの?
お母さん、ヒドイよ・・・

悲しい
くやしい
もう、イヤだ
わたしなんか、もうどうでもいいや

いろんな感情が、交錯します。

そして、
さっきまで 心躍らせていたことなんて
あっという間に吹っ飛んで、不安と絶望でいっぱいになっていきました。

受験で傷ついたまなみちゃんの心に
両親は、再び、塩をぬったのです。


ビリビリした痛みと絶望を、イヤというほど味わった入学式の日。
これからの彼女、いったい、どうなっていくのでしょうか?

続きは、次回の日記で。

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

「見守る」という愛情 −ある日事件は起きた−
今回は、ある女の子のエピソードを、何回かに分けて
綴ってみたいと思います。

今、社会で起きている無差別殺傷事件の原因になっている 「親子の問題」、
本や映画が大ヒットしている、「西の魔女が死んだ」 が、なぜ多くの人の共感を
得ているのか・・・考えるヒントになるかもしれません。


主人公は、まなみちゃん(仮称)。 中学3年生、15歳。
父親は、公務員。
母親は、元教師で、今は塾の講師。
妹は、小学5年生。
4人家族。

歩いて10分くらいの距離には、おばあちゃんが住んでいます。


さて、この家族に、ある日
事件が起こります。

まなみちゃん、第1志望の高校に落ちてしまいました。
高校受験に失敗してしまった。

第2志望で 他の高校を受けて、合格通知をもらっていたものの
両親は、第1志望の高校に、どうしても行かせたかった。
第1志望の高校は、地元では、有名な進学校だったからです。

父親は公務員、母親は元教師。
両親ともに厳格。
娘のためと言いながら、自分たちのメンツを気にしていた。

だから、受験に失敗したとき
まなみちゃんの悲しみ、つらさ、ショックよりも、
「世間体」 を一番に気にしたんです。

父親は、受験の結果がわかった夜、まなみちゃんに こう言った。
「まなみ! お父さん、おまえの受験のこと、職場でなんて言ったらいいんだ?
もし、第2志望の高校に行ったら、将来 履歴書にも残るんだぞ!!
就職にも影響するんだ。」

まなみちゃん、ただ、泣くばかり・・・

母親も、たたみかけるように、
「そうよ、お父さんの言うとおりよ。
お母さんだって、ご近所さんに、顔向けできないわよ。
みんな、『まなみちゃん、どうだった?』 って、言うんだから。」

まなみちゃん、この言葉を聞いた途端、
「お父さんも、お母さんも、だいっきらいーーーー!!!」

って言って、荷物をサッサとまとめて
ビューッと 家を飛び出した。

行き先は、近くに住んでいるおばあちゃんのところ。

この続きは、次回の日記で。

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

学生とのコーチングでホロリ
先日、高校生のコーチングを2名担当しました。
彼女たち、18歳。

わかーい。
キラキラしてる。

わたしにも、こんなときがあったなぁ・・・と思いながら
コーチングセッションを実施。

コーチングのテーマは、

・これから 進路を決めるうえで、どんなことに、興味、関心があるのか
・今、悩んでいること、気にかかっていることは何なのか

いろんな視点で、テーマを箇条書きで あげてもらって
一番話したいことを、絞り込んでもらいました。

そして、コーチングをスタート。


2人のコーチングが終わったあと、
感想を聞いてみました。

「コーチング受けてみて、どうだった?」

「こんなに真剣に話したの、久しぶりでした〜
なんか、スッキリしたー。」
「わたしもー。 」

「そう。だったら、よかった、よかった。」

正直で、素直。 ストレートな感想。
表情が、最初と最後で、明らかに違うから
それぞれ 彼女たちのなかで、得られることがあったんだなと 思いました。


会場から出たあと、
「あー、コーチしてて、よかったなぁー・・・」
歩きながら、なんだか、ホロリ。

彼女たちの純粋で、キラキラした可能性に
わたしの方が、逆に、触発されたような気がして、
力を与えてもらったように思いました。

「こういうコーチングも、いいなぁ。」


なんとも言えない、あったかさを感じつつ、
彼女たちに、「ありがとう」 を言いたい気持ちで、帰路につきました。

テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス